大師の歩き方
サイト主の視点で地元「大師」をご紹介するページです。
写真もこれから色々と撮って、ぼちぼちと更新していこうと思います。長い目で見守って下さい。(既に記述した箇所も随時更新しています。)
懐かしい大師と現在の大師を記憶に留めるつもりで作成していますが、観光に訪れる方にも役立つようなページにしたいと思っています。
地図の上をクリックすると、地域毎のマップにジャンプします。
こちらにGoogle Mapの地図もあります。別ウィンドウで開くか、タブブラウザをお使いの方は新しいタブで開くとこのページと一緒に見ることができて便利です。
map1:川崎大師駅周辺
地図は細い道を省略して簡略化しています。(凡例を表示)
大師へのアプローチは色々な交通機関が利用できますが、やはり京急大師線の川崎大師駅を起点にするのが王道です。
川崎方面から来た場合、降車ホームは線路を挟んで改札口の反対側なので、進行方向にある地下道を通って反対側へ。京急には珍しい広々とした駅前広場のすぐ先には『表参道』と書かれた赤い門が見えますが、まずは左手にある観光案内所(川崎大師観光案内センター)で情報収集。(左隣には交番があります。)
周辺マップなどを入手したら、信号を渡って表参道へ。
...と、その前に、
表参道は駅から東に向かう道ですが、南(右手)に向かう道にも門が立っています。こちらは通称『ごりやく通り』と言って、地元の人が日常の買い物をするような店が並んだ商店街。脇道をちょっと入れば住宅街です。
さらに右手後方に向くと宮川病院という病院があり、その前の道は若宮八幡宮に向かう道です。金山神社は若宮八幡宮の境内にあります。
若宮八幡宮および金山神社に関してはこちらをお読み下さい。
表参道の左右は土産物屋や飲食店が並んでいます。こちらは進行方向左側の町並みです。
喜久千代ベーカリーのダルマサブレーも昔から大師のお土産として有名です。ダルマサブレーについては“ぐるめ”の項をご覧下さい。
現在、画像はありませんが、BS TBSの人気番組『吉田類の酒場放浪記』で2010/12/31に紹介されたやきとり篭屋は画像の店舗と同じ並びです。
駅を背にして参道の右側のこの辺りはビル建て直しのため、まもなく解体されます。
画像は進行方向右側にある南天堂。大師縁(ゆかり)の商品だけでなく、和風のグッズが豊富です。(リンクは南天堂さんのHP)
店先でユーモラスな閻魔様(?)が迎えてくれました。
南天堂さんを過ぎてすぐ右に折れる道は川崎大師の裏門に通じます。“ぱわーすぽっと”でご紹介する「しょうづかの婆さん」は裏門から入ってすぐのところにあります。
表参道をさらに進むと右側にあるのが、揚まんじゅうのみかどと手焼き煎餅の雷神堂。その場で食べられるので、どちらも参拝客に人気です。ここを過ぎると、しばらく川崎大師の長い塀が続きます。
塀が途切れるところあたり、左手に住吉屋総本店、右手に住吉と2件の大きな久寿餅屋。(大師の久寿餅については“ぐるめ”の項をご参照下さい。)住吉屋総本店を過ぎるとすぐに馬頭観音。縁結びの御利益があります。
お参りすると美人になる!?『しょうづかの婆さん』
本来は三途の川(さんずのかわ/葬頭河そうづかとも言う)の畔に立っていて亡者の衣類をはぎ取る鬼婆で、脱(奪)衣婆(だつえば)、葬頭河婆(そうづかば)ともいいます。江戸時代には民間信仰の対象とされ、疫病除けや咳止め、歯の痛み止め、「美人になる」と首から上はなんでもござれのおばあさんになりました。
縁結びの神『馬頭観音』
説明はこちら
子孫繁栄、夫婦円満、安産、性病除け『金山神社』
詳細はこちらから。
住吉(久寿餅)
まずは、くず餅(大師では久寿餅と書きます)の住吉のご紹介です。他にも久寿餅屋はあるのですが、サイト主はこちらの久寿餅しか食べたことがありません。多分、地元の人にはそういうのが多いのではないかと思いますが、家々で好みの久寿餅屋が固定しているようです。サイト主も色々と食べ比べた結果ではなく、単に祖父母の代から住吉の久寿餅だけを買っていて、他の久寿餅は食べたことがないからです。(大師の久寿餅以外のくず餅も食べたことがありません。)ので、なんでお薦めかと聞かれても答えられないのですが...。まぁ、大師の土産物といったら、なにはともあれ久寿餅で、「大師の久寿餅を食べたら他のくず餅は食べられない」とのことですから、他の久寿餅屋さんも美味しいと思います。
地図上は一カ所しかないように書いていますが、大きなビルなので、店舗は大師商店街に面したものと、参道(山門近く)に面したものとがあり、参道側の店舗では中で食事もできます。
(住吉HP:http://www.kuzumochi.com/)
※ 2011/03/08付読売新聞朝刊に三代目のご主人のインタビュー記事(PDF)がありました。これによると、大師の久寿餅は1830年〜40年頃、久兵衛さんという人が考案した食べ物だと言い伝えられているそうです。
(この項書きかけ)
ダルマサブレー
ダルマサブレーは鳩サブレの達磨版と言ったところ。と言っても、神奈川の人以外は鳩サブレが分からないか...
『サブレ』とはさくさくしたバタークッキー。フランス語だそうです。
map2:東門前周辺
地図は細い道を省略して簡略化しています。(凡例を表示)
左右にだるま屋や飴屋、老舗の料亭を眺めながら先に進むと、左手に朱色の門の天台宗明長寺が見えてきます。
明長寺は、創建は15世紀という古刹で、家康から賜った辻が花の小袖を所蔵することで知られています。(明長寺についての詳細はこちらをお読み下さい。)
老舗の料亭恵の本と八百吉
この辺りの写真は、開店前の時間ということもあるけれど、東北関東大震災後の停電の最中に撮影したので、どことなく閑散としています。
明長寺の向かい、進行方向右手には2010年にオープンしたカフェバーBUSKER(バスカー)があります。(BUSKERについては“えんたーていめんと”でご紹介します。)
大師近辺はどことなく『昭和のかほり』漂う建物が点在しています。このお店の看板もその一つ。ドラマに登場した商店もあって、この後ご紹介しますのでお楽しみに。
かわしん(川崎信用金庫)と生花店の花辰のある交差点から、商店街は「本通商店街」と名前を変えます。花辰さんの前の道を右折すると仲見世通りはすぐです。
かわしんの手前にあるのは度々テレビにも取り上げられる提灯の店布間ちょうちん店です。詳細はこちらです。
仲見世通りの入り口。正面奥に山門が見えます。
大師の縁日には大勢の参拝客で賑わいます。右側の角にあるのは飴の松屋。大師の飴は“ぐるめ”の項でご説明します。
仲見世通りの突き当たり、山門の前から振り返った風景。
左側の建物は住吉(久寿餅)の仲見世に面した店舗です。
再び表参道に戻り川崎大師駅を背に歩を進めると、地元住民が日常の買い物をするような店が多くなります。管理人が子供だった時代(昭和40年代)にあった店は少しずつ姿を消して、ミニスーパーやコンビニなどに変わってしまいました。
京急大師線の東門前へ通じる東門前駅通りと交差すると、商店街は大師銀座と名前を変えます。
川崎はドラマのロケ誘致に熱心で、この辺りにはドラマに登場したお店もいくつかあります。
こちらはその一つ、石川米店で、2004年にフジ系列で放映されたドラマ「愛し君へ」でロケに使われました。
こちらのおもちゃ屋は2010年に放映された実写ドラマ「怪物くん」に登場しました。
大師銀座は産業道路までの間、東門前、昭和一丁目、出来野と三つの町を通ります。大師一帯はその昔、大師河原村という大きな村でしたが、昭和1,2丁目はその名の通り、昭和11年に生まれた町で、町民の総意で元号を取って昭和町1,2丁目と名付けられました。
昭和通り商店街は100mほどの短い距離ですが、昔ながらの個人商店が残り、庶民の力強い味方です。
今では知っている人も少ないと思いますが、昭和40年代にはここに昭映館(しょうえいかん)という映画館もありました。
松屋総本店(飴)
大師の飴については『ディスカバリーかわさき〜かわさき区の宝物〜』の『せき止め飴・さらし飴』サイト(PDF)に詳しく紹介されています。
ニッキ味のせき止め飴も人気ですが、サイト管理人のお気に入りは「とんとこ飴」ことさらし飴。特にあんこ入りは他では食べられない味で、お土産にも大変喜ばれます。
味見もさせて貰えるので、お好きな味を是非!
(松屋総本店のHP:https://www.tontoko.com)
和尚(和菓子)
花辰さんの隣は和菓子の和尚。詳しい説明はこちらをご覧下さい。
弘法最中(もなか)と開運しるこ
開運しるこは紙を取り除き、お椀に入れてお湯を注いで頂きます。
ショーウィンドウの下段右端に映っているのは、一般に葬式饅頭(まんじゅう)として知られていますが、調べたら『春日饅頭』、あるいは『しのぶ饅頭』というそうです。表面に押された焼き型は檜葉(ひば=ヒノキの葉)の一種、シノブヒバなのだそうです。
みしまや(蕎麦)
大正5年創業のおそば屋さん。お蕎麦の他にも唐揚げが美味。(ジュルル)
ディ・シェッツェ/die Schätze(洋菓子)
2011年9月にオープンした洋菓子店。ウィーンで修行したオーナー・パティシェによる本物のザッハトルテがお薦めです。
マジックカフェバー BUSKER
大師公園を中心に開催される「かわさき楽大師まつり」に参加した大道芸人の松原賢一郎(=芸名・芸人まこと)さんがマスターとなって2010年9月にオープンしたカフェバーです。
開店時間はランチタイム:11:00〜16:00/バータイム:18:00〜24:00です。(詳細はHP等でご確認下さい。)
BUSKER(バスカー)のHPはこちらです。
参考:『大道芸で賑わいを』(2010/05/01日経朝刊記事)
映まちキネマハウス
川崎は多数の映画館や映画の専門学校もあり、また、幾度となく映画やドラマのロケ地にもなっています。映まちキネマハウスはアンテナショップとして、映像関連のイベントやロケサポートをしています。
地元の人には、旧下村写真館と言えば場所が分かるかな?
(これ以降書きかけ)
map3:出来野周辺
足を伸ばして(大師周辺のご案内)
医王寺
川崎市川崎区旭町2丁目4-4
詳細はこちら(『大師の歴史』)へ。