▲ back

若宮八幡宮

【注意】このページは書きかけです。既に記述した部分も随時加筆修正を行っています。

記述は補足的なものにとどめ、なるべく既存のコンテンツを生かすようにし、既存の情報のインデックス的なページを目指しています。 (記 2011年3月)

リンク集
公式サイト ・川崎大師タウンネットの『若宮八幡宮』ページ
若宮八幡宮・若宮郷土資料室 かわさき区の宝物シート No.10-3(PDF)
金山神社・金山神社郷土資料室 かわさき区の宝物シート No.10-4(PDF)
水鳥の祭 かわさき区の宝物シート No.10-6(PDF)
大師河原酒合戦(当サイト内リンク)
かなまら祭 かわさき区の宝物シート No.10-7(PDF)

▲ top

境内の見所

金山神社
金山神社

御祭神は金山比古神(かなやまひこのかみ)と金山比売神(かなやまひめのかみ)で、伊邪那美命(いざなみのみこと)が火の神を生んだ際、下腹部に大火傷をしたのを、治療看護した神とされており、お産、下半身の病にご利益があると言われているそうです。また、この神は鞴(ふいご)祭の神でもあり、古くから鍛冶職人に信仰されてきました。
社殿内部には鍛冶屋の作業場が再現されていることから、鍛冶で使う鞴(ふいご)や炉が置かれており、鞴で火をおこすときの動作が男女の和合に似ていることから、お産や下半身の病に御利益があると言われています。
商売繁盛・子孫繁栄(子授け)・安産・縁結び・夫婦和合のご利益があると云われ、境内にはそれらを祈願する絵馬が数多く見られます。また近年、エイズ除けの祭りとしても有名になりました。

二ヶ領用水の遺構
二ヶ領用水の遺構

二ヶ領用水の遺構

境内の片隅に、二ヶ領用水に架けられた九橋の最後の橋の欄干や石材(天保4〜5年=1833〜34年)があります。

鳥居
平沼騏一郎啓書

鳥居の脇の石塔に『平沼騏一郎敬書』の文字

▲ top

かなまら祭 (4月第1日曜日)

この祭りの起源は江戸時代まで遡ります。当地は東海道の宿場町なので、古くから宿屋商店も多く栄えていましたが、そこで働く飯盛り女達が商売繁盛と梅毒予防の願掛けに、桜の咲く時期に筍やその他のご馳走を籠に盛って集まり、神社のご神体を象(かたど)ったものを担いで道を練り歩いたというのが始まりだそうです。

かなまら祭 (2007年4月1日撮影)

右の御輿(みこし)は「エリザベス御輿」と呼ばれます。

『御火取祭』

火打ち石でつけた火を鞴(ふいご)で大きく起こし、その火を蝋燭に移して神様に捧げるという儀式で始まります。

境内にある長十郎梨の木

『大根削り』


『例祭』

巫女舞や神楽といった祭事が執り行われ、御神酒が振る舞われます。

エリザベス会館の方による交通整理

『神輿御霊入れ式』
御輿に御霊が入ります。

『面掛行列』(めんかけぎょうれつ)
天狗様が御輿を先導します。(天狗様については右サイドのコラム『天狗様と猿田彦』参照)

▲ top

アクセス

「大師の歩き方」ページ内「大師への交通」をご参照下さい。

若宮八幡宮略縁起

若宮八幡宮
御祭神の仁徳天皇は、淀川の治水工事を完成させたことで治水と干拓事業の守護神として崇められており、多摩川の洪水に頭を悩ませた大師河原の人々が祀ったことに由来する。

天狗様と猿田彦

鎌倉の御霊神社(ごりょうじんじゃ)における面掛行列、古事記・日本書紀などに登場し、天孫降臨の際に案内役を務めた国津神のサルタヒコは、背が高く長い鼻を持つ容姿の描写から、一般に天狗のイメージと混同され、同一視されて語られるケースも多い。
祭礼で猿田彦の役に扮する際は、天狗の面を被ったいでたちで表現されるのが通例である。

【猿田彦】
サルタヒコノオオカミは、国津神(くにつかみ:天孫降臨以前からこの国土を治めていた土着の神⇔天津神)の一人で、邇邇芸尊(ににぎのみこと)が天降りしようとしたとき、天の八衢(やちまた)に立って高天原から葦原中国までを照らした神。中世以降、道祖神や庚申(こうしん)と集合し、道案内の神として祭礼の先頭に鼻高面の姿で立つ。その姿は、「身体が大きく、鼻が長く、目輝き口尻が赤い」とされている。

夏祭り・連合渡御(れんごうとぎょ)

連合渡御

若宮八幡宮周辺の町内会が合同で主催する夏祭り。
神社の御輿が川崎大師平間寺の山門を入ることから『御輿のお山入り』とも呼ばれる。
1985年(昭和60年)に第1回の連合渡御が行われて、2011年(平成23年)には27回目を迎える。
関連記事:当サイトの『大師の情報』ページの『2011年 若宮八幡宮夏祭り・連合渡御

水鳥(すいちょう)の祭

慶安2年(1649年)5月に大師方と江戸方で行われた酒飲み合戦の古事に則り、毎年10月第3日曜日に行われる祭り。(下の画像をクリックすると第17回(2011年)のパンフレットが表示されます。1.66MB)

水鳥の祭

大師方15名、江戸方17名がそれぞれの人物に扮装し、大師方は若宮八幡宮から、江戸方は東門前から出発して川崎大師平間寺で合流し、問答合戦を取り入れた練り行列を行い、若宮八幡宮では両大将による酒合戦で大いに盛り上がります。また、全国の蔵元の協力による聞き酒大会や投げ餅、鏡開きなども行われます。

inserted by FC2 system